普及版 字通 「ショウ・おそれる」の読み・字形・画数・意味
23画
[字訓] おそれる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(竜)(りゆう)。はおそらく(襲)(しゆう)の省声で、その声義を承けるものであろう。は死者の霊を衣に移す呪儀をいう。〔説文〕三上にを「气を失ひて言ふなり」というのは、その呪儀の際のことであろう。
[訓義]
1. おそれる。
2. ふるえ声でいう、気を失ってうわごとのようにいう。
3. (とう)と通じ、いいたてる。
4. 襲と通じ、かさねる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヲノノク・カタラフ・カシカマシ・ツツシブ・オソル・オドス・オビヤカス
[語系]
・懾tjiap、慴tjipは声近く、みなおそれる意。dyapも声義が近い。〔説文〕十下に懾を「气を失ふなり」、を「气を失ひて言ふなり」とあり、は神の託言などの意であろう。
[熟語]
懼▶・▶・憚▶・怖▶・伏▶・服▶
[下接語]
竦・神・震・摂・戦・憂
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報