普及版 字通 の解説
13画
[字訓] はばたき・はやい
[字形] 形声
声符は攸(ゆう)。攸に修(しゆう)・(しゆく)・條(条)(じよう)の声がある。〔詩、風、鴟〕に「予(わ)が尾はたり」とあって、羽のいたみ破れるさまをいう。シュクの音は、の意に用いる。
[訓義]
1. 、はばたき、はばたきの音、はばたきのはげしい音、羽のやぶれいたんださま。
2. はやい、はやく飛ぶ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 、の字なり。キユ/忽 アカラシマニ 〔字鏡〕 ユク
[語系]
siu、悠jiuは声近く、悠は〔説文〕十下に「憂ふるなり」とみえるが、〔荘子、大宗師〕に、然を悠然の意に用いる。・・sjiukはその入声音で、みな忽の意があり、また同系の語である。
[熟語]
忽▶・如▶・颯▶・▶・然▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報