法則の辞典 「ショットキータイプ比熱」の解説 ショットキータイプ比熱【Schottky type specific heat】 2個以上の離散的エネルギー準位をもつ系の熱力学的諸量は,熱エネルギーが準位間エネルギー差に匹敵する程度の温度において異常性を示す(ショットキー異常*)が,特に比熱の場合にはショットキータイプ比熱と呼ばれている. いまエネルギー間隔 ε の二つの準位をもつ系において,ショットキー比熱を示すと次のような式で表現できる. ここで N は原子の数,&scriptg;0,&scriptg;1 はそれぞれ基底順位と励起準位の縮重度,k はボルツマン定数*である. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報