シリコンダイオード(読み)しりこんだいおーど(その他表記)silicon diode

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シリコンダイオード」の意味・わかりやすい解説

シリコンダイオード
しりこんだいおーど
silicon diode

シリコン半導体でつくられたダイオード。ダイオードは初め材料的に扱いやすいゲルマニウムダイオードが多く使われていたが、製造技術の発達とともに、逆方向漏れ電流が少なく、より高温で使用できるうえ、逆耐電圧も高いなどの特徴をもつシリコンダイオードのほうが多くの分野で使われるようになった。とくにサイリスタなどのスイッチングダイオードや、ツェナーダイオードなどは、ゲルマニウムでは良好なものが得られず、もっぱらシリコンが使われている。しかし、低電圧・大電流の電源には整流効率のよいゲルマニウムダイオードが一部用いられ、また、UHFテレビ受像機、マイクロ波通信回線など超高周波の領域では、低雑音で損失の少ないヒ化ガリウムダイオードが用いられている。

[右高正俊]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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