改訂新版 世界大百科事典 「シルフ」の意味・わかりやすい解説 シルフsylph 16世紀の錬金術師パラケルススが空気中に住む精霊に与えた名まえ。チョウに変身する昆虫のギリシア名silphēに由来するという説がある。オカルティズムではシルフは胆汁質の人に作用すると言われ,また貞節な人はこの優しい空気の精になるとされる。人間と妖精の中間的存在で男女両性があるとされていたが,しだいに細身の優雅な若い娘の姿と信じられるようになった。ポープは《髪盗人》(完全版,1714)で,シルフを主人公ベリンダに仕える乙女姿の精とした。なお,ある種のハチドリもシルフと称される。執筆者:井村 君江 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
デジタル大辞泉プラス 「シルフ」の解説 シルフ 株式会社KADOKAWA、アスキー・メディアワークスが発行していた少女向けコミック誌。2017年休刊。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報 Sponserd by