シーサッチャナーライ(読み)シーサッチャナライ(その他表記)Si Satchanalai

デジタル大辞泉 「シーサッチャナーライ」の意味・読み・例文・類語

シー‐サッチャナライ(Si Satchanalai)

タイ中北部の都市スコータイ近郊の町。スコータイ市街中心部の北約50キロメートル、ヨム川沿いに位置する。スコータイ朝時代に直轄地として副王が統治し、中国から陶磁器の製法技術がもたらされ、窯業が盛んになった。王宮があった城壁内を中心に、200を超える仏教寺院があり、シーサッチャナライ歴史公園に指定。1981年に「古代都市スコータイと周辺の古代都市群」の名称世界遺産文化遺産)に登録された。シーサッチャナーライ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のシーサッチャナーライの言及

【スコータイ朝】より

…タイ族最古の王朝。メナム(チャオプラヤー)川支流のヨム川流域の都邑スコータイとシーサッチャナーライを中心に,13世紀から15世紀まで栄えた。中国史料の〈暹(せん)〉がこれに比定されている。…

【タイ陶磁器】より

…施釉陶はスコータイ王朝以前はクメール陶器の影響を受けた黒釉陶を生産している。13世紀中ごろにスコータイ王朝が成立し,王都のスコータイと副都のシーサッチャナーライで窯業生産が盛んに行われた。スコータイでは黒釉,柿釉,白濁釉,黒濁釉,青磁,鉄絵などを生産し,皿,鉢,壺などの器皿類のほか,煉瓦,タイル,人形,仏像などがある。…

※「シーサッチャナーライ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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