現代外国人名録2016 「ジュゼッペトルナトーレ」の解説
ジュゼッペ トルナトーレ
Giuseppe Tornatore
- 職業・肩書
- 映画監督
- 国籍
- イタリア
- 生年月日
- 1956年5月27日
- 出生地
- シチリア島バゲリーア
- 受賞
- サレルノ映画祭最優秀ドキュメンタリー映画賞〔1982年〕「シチリアの少数民族」,カンヌ国際映画祭国際審査員賞(第42回)〔1989年〕「ニュー・シネマ・パラダイス」,アカデミー賞外国語映画賞(第62回,1989年度)〔1990年〕「ニュー・シネマ・パラダイス」,BAFTA最優秀脚本賞〔1991年〕「ニュー・シネマ・パラダイス」,ベネチア国際映画祭審査員特別大賞(第52回)〔1995年〕「明日を夢見て」,モスクワ国際映画祭聖ゲオルギー銀賞(監督賞,第29回)〔2007年〕「題名のない子守唄」
- 経歴
- 若い頃からカメラマンの仕事をし、1976年短編ドキュメンタリー映画「イル・カレット」で監督デビュー。この作品がイタリア国営放送(RAI)の目にとまり、’79年からRAIとの仕事が始まる。その後、ドキュメンタリー作品を手がけ、’82年「シチリアの少数民族」でサレルノ映画祭最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞。’78〜85年CLCT映画製作組合会長。’87年「教授と呼ばれた男」で長編映画の監督としてデビュー。’89年映画への愛を込めた自伝的作品「ニュー・シネマ・パラダイス」(’88年)でカンヌ国際映画祭国際審査員賞、アカデミー賞外国語映画賞を受賞、若手のトップ監督の座を獲得。他の作品に「グットゥーゾの日記」(’80年)、「シチリアの作家たちと映画、ヴェルガ、ピランデッロ」(’82年)、「ブランカーティとシャーシャ」、「みんな元気」(’91年)、「記憶の扉」(’94年)、「明日を夢見て」(’95年)、「海の上のピアニスト」(’98年)、「マレーナ」(2000年)、「題名のない子守唄」(2006年)、「シチリア!シチリア!」(2009年)、「鑑定士と顔のない依頼人」(2013年)など。映画音楽の巨匠エンリオ・モリコーネとのコンビ作品が多い。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報