ジュミエージュ大修道院(読み)ジュミエージュだいしゅうどういん

世界の観光地名がわかる事典 「ジュミエージュ大修道院」の解説

ジュミエージュだいしゅうどういん【ジュミエージュ大修道院】

フランス西部のノルマンディー地方の都市ルーアン(Rouen)から港町ルアーヴル(Le Havre)の方向へ約28kmにある、大規模な修道院の遺構。車以外のアクセス手段はない。この修道院は654年ごろに聖フィリベールにより設立され、その50年後には700人の修道士を含む1500人が暮らす大修道院に発展したといわれるが、841年にバイキング(ノルマン人)により破壊され、廃墟になってしまった。その後、1020年から再建が始まったが、16世紀後半のユグノー戦争(宗教戦争)や18世紀末のフランス革命で再び破壊されて競売にかけられ、その新しい所有者が石切場としたために破壊が進んだ。このため、多くの建物が失われ、屋根のない2つの教会(ノートルダム教会とサンピエール教会)のファザード(正面)と壁などの一部が残されている。ノルマンディーの古いロマネスク建築様式を残す重要な建築物として大切に保護されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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