廃墟(読み)はいきょ

精選版 日本国語大辞典「廃墟」の解説

はい‐きょ【廃墟】

〘名〙 建物・市街などの荒れはてた
※抒情詩(1897)独歩吟〈国木田独歩〉序「蔦葛繁れるの間を徘徊する」 〔韓維‐城西書事詩〕

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世界大百科事典 第2版「廃墟」の解説

はいきょ【廃墟 ruins】

建物,市街などが人為的あるいは自然の破壊によって長らくうち棄てられ,機能を失って荒れ果てた跡。エジプトギリシアローマの遺跡,古城や古教会などの遺構に代表され,しばしば人間の営みに対する時の勝利や人造物に対する自然の永遠性,死の遍在の象徴とされる。この言葉からは石の冷たさと無機性が連想されるため,すぐに朽ち果てる木造建築の遺構にはあまり使用されない。 廃墟への関心は,西洋ではルネサンス期に発生した。

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普及版 字通「廃墟」の解説

【廃墟】はいきよ

荒廃した遺跡。明・方孝孺〔采先生に与ふる書、二〕昔嘗(かつ)て廢墟壞址にび、故老に問ひて、其の(よし)を求めたり。

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