20世紀西洋人名事典 の解説
ジュリアス ローゼンバーグ
Julius Rosenberg
1918 - 1953.6.19
米国の電気技術者。
ニューヨーク生まれ。
1939年陸軍に勤務していたが、’45年共産主義者と見做されて解雇される。’50年ソ連に原爆機密を売ったスパイとして妻エセルとともに逮捕され、’51年死刑判決を受ける。終始無実を主張、世界的な助命運動が起きた。現在では完全に無実であったことが論証されている。夫婦が獄中から幼い二人の息子たちに送った書簡集「愛は死をこえて」(’53年)は有名。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報