普及版 字通 の解説
5画
[字訓] つく・よる・ひく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は乃(じよう)。乃は弓弦をはずした形。〔説文〕十二上に「(つ)くなり」(段注本)とあり、前条に「(いん)は就くなり」とみえる。とは、解いた弦を懸ける意であろう。
[訓義]
1. つく、よる、ふれる。
2. ひく、せめる。
3. たずねる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 トク・クダク・ツク 〔字鏡集〕クダク・サシハサム・ヒク・ツク・ヨル
[語系]
・仍njingは同声。弓弦を解いたままの状態を乃n、仍といい、懸けることをという。すなわち対待の語である。
[熟語]
下▶・棄▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報