ジョク・しとね・むしろ

普及版 字通 「ジョク・しとね・むしろ」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] ジョク
[字訓] しとね・むしろ

[説文解字]
[甲骨文]

[字形] 形声
声符は辱(じよく)。辱は草ぎることを本義とする字。〔説文〕一下に「陳(ふる)き艸(くさ)復(ま)た生ずるなり」とし、「一に曰く、(そく)なり」という。は蚕を飼うまぶし。野処するときには、草を用いた。〔爾雅、釈器〕に「、之れを(じ)と謂ふ」とあり、また負(ふじ)ともいう。席の意である。

[訓義]
1. しとね、しきもの。
2. むしろ、こも。
3. しきぐさ、しきわら。
4. まぶし。
5. うぶや。

[古辞書の訓]
名義抄 シキネ・ネドコロ・ネムゴロ

[語系]
・辱・縟njiokは同声。草ぎることを辱、草を以てとすることを、色模様に作りなすことを縟という。

[熟語]

[下接語]
・臥・産・牀・寝・席・薦・草・病・臨

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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