ふじ

普及版 字通 「ふじ」の読み・字形・画数・意味

畤】ふじ

秦の祭天の地の一。〔史記、封禅書〕む。(くわうだ)(蛇)天より下りて地に屬(つづ)き、其の口、の衍(えん)(平地)に止まると。~是(ここ)に於て畤を作り、三牲を用て白を郊祭す。

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【負】ふじ

負子。

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百科事典マイペディア 「ふじ」の意味・わかりやすい解説

ふじ

海上自衛隊砕氷艦。1965年就役,以後南極観測隊の輸送従事。満載排水量8500トン,長さ100m,幅22m,ディーゼル電気推進,速力16ノット,連続砕氷能力0.8m。ヘリコプター3機,宇宙線・気象・地球物理・生物等の研究設備,遠距離通信設備をもつ。1982年退役。→しらせ
→関連項目昭和基地南極観測南極観測船

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ふじ」の意味・わかりやすい解説

ふじ

防衛庁に所属した南極観測船で,日本初の本格的砕氷船。1965年3月に日本鋼管鶴見造船所進水,7月竣工。同 1965年秋の第7次南極観測から『宗谷』に代わって運航し,1983年秋から『しらせ』の予備艦となった。基準排水量 5250t,全長 100m,最大幅 22m,最大速力 17ノット,1万2000馬力のディーゼル電気推進式,定員 245人(うち観測隊員 40~50人)。厚さ 80cmまでの氷を連続砕氷可能。人員物資の輸送,砕氷,観測を受け持ち,大型ヘリコプタ 3機を搭載した。退役後,1985年から名古屋港で係留,展示されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ふじ」の意味・わかりやすい解説

ふじ

海上自衛隊所属の第二次世界大戦後初の本格的砕氷艦。南極観測用として計画され、1965年(昭和40)日本鋼管鶴見(つるみ)造船所で建造された。5250排水トン、全長100メートル、幅22メートル、深さ11.8メートル、ディーゼル電気推進、軸馬力1万2000馬力。初代砕氷艦「宗谷(そうや)」の代船として、1965年の第七次南極観測以後その任についた。観測隊員および物資の極地への輸送設備、艦上において観測するための各種学術観測機器の設備、接岸困難な場所へのヘリコプター利用のための発着甲板と格納庫の設備などがある。

 1982年の第二十四次南極観測を最後に現役を退き、現在は3代目の砕氷艦「しらせ」が後を継いでいる。

[茂在寅男]

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デジタル大辞泉プラス 「ふじ」の解説

ふじ

青森県長野県福島県などで生産されるリンゴ。晩生。果皮は鮮赤色。果実は蜜入りがよく、糖度が高く酸味はやや少なめ。「デリシャス」と「国光」を交配させた、農林省園芸試験場東北支場による育成品種。1962年に「ふじ」と命名、同年に品種登録。登録品種名は「りんごの農林1号」。

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世界大百科事典(旧版)内のふじの言及

【海上自衛隊】より

…また,97年にはロシア・タンカーのナホトカ号遭難・重油流出事故で,艦艇のべ920隻を派遣して62万5310lの重油を回収するなどの活動もしている。民生協力としては,南極地域観測に対して,1965年度以降砕氷艦〈ふじ〉によって,83年以降は砕氷艦〈しらせ〉によって,毎年観測隊員,観測器材,食糧等の輸送その他の協力を行っている。さらに,特殊な業務として,毎年12月下旬から5月中旬にかけて気象庁が行う〈海氷予報業務〉に対して,1957年以降航空機によるオホーツク海沿岸から根室海峡および釧路南東海域における海氷観測への協力を行っている。…

【昭和基地】より

…その後基地は一時閉鎖され,66年の第7次観測により再開,現在まで越冬観測が続けられている。この間観測船として,最初は〈宗谷〉が使用され,その後65年には〈ふじ〉が,83年には〈しらせ〉が就航した。第1次に11名で始まった越冬観測は82年には35名で行われた。…

※「ふじ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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