スコールライン(読み)すこーるらいん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スコールライン」の意味・わかりやすい解説

スコールライン
squall line

活発な積乱雲が次々に発生して線状に並び,激しい対流性降水や突風気温の急下降,気圧上昇などを伴う雲列。以前は熱帯域で発生するものをいったが,今日では積乱雲群の雲列に直角方向に比較的速く移動するものをさす。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スコールライン」の意味・わかりやすい解説

スコールライン
すこーるらいん

不安定線

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のスコールラインの言及

【スコール】より

…世界気象機関(WMO)の委員会で1962年に採択された定義によると,〈風速が少なくとも8m/sだけ急上昇して11m/s以上に達し,少なくとも1分間は続く〉となっている。なお,スコール・ラインsquall lineとは,元来,寒冷前線のことを意味したが,現在では線状に広がる激しい対流現象をいう。【竹内 清秀】。…

※「スコールライン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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