最新 地学事典 「スターチアン氷河時代」の解説
スターチアンひょうがじだい
スターチアン氷河時代
Sturtian glaciation
7.2~6.6億年前に起きた新原生代の氷河時代。スターチアン氷期とも。名称はオーストラリア南部のSturt Tilliteという氷河性ダイアミクタイト層に由来。この時代は30以上の地域で氷河性ダイアミクタイトが発見され,低緯度地域にも氷河が発達したとされる。ダイアミクタイト層の直上には低い炭素同位体比を示す炭酸塩岩(キャップカーボネート)が堆積している。ロディニア超大陸の分裂に伴う,半閉鎖的なリフト堆積盆やフィヨルドで堆積した。巨大火成岩岩石区の形成が,氷河時代開始の原因の可能性が指摘されている。
執筆者:後藤 孝介
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

