キャップカーボネート(その他表記)cap carbonate

デジタル大辞泉 「キャップカーボネート」の意味・読み・例文・類語

キャップ‐カーボネート(cap carbonate)

原生代氷河堆積物の直上を覆う炭酸塩岩の層。地球表面全体が、赤道付近にいたるまで氷床に覆われた時代があったとするスノーボールアース仮説によると、海洋が凍結することで大気中の二酸化炭素が溶け込めず、長期間大気中に溜まり続けたとされる。その結果温暖化が進み氷床が消滅することで、大量の二酸化炭素が一気に海洋に溶け込んで炭酸塩を生成し、これが海底に沈殿したものがキャップカーボネートであると考えられている。

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関連語 狩野

最新 地学事典 「キャップカーボネート」の解説

キャップカーボネート

cap carbonate

全球凍結が終わった直後に堆積した炭酸塩岩氷礫岩の上に整合的に重なっており,少なくとも約23億,7.2億,6.3億年前の3度にわたり汎世界的に発達した。全球凍結時に溶存炭酸やカルシウム・マグネシウムの濃度が高まった海水で,解氷後の極度の温暖化により,炭酸塩鉱物についての過飽和度が急増したために沈殿したとされる。炭酸塩鉱物はドロマイトのものが多いが,7.2億年前にはカルサイトのものも発達した。炭素同位体比は−4‰程度であり,地球内部起源の軽い炭素を引き継いだと考えられている。

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