スターリン線(読み)スターリンせん(その他表記)Stalin line

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スターリン線」の意味・わかりやすい解説

スターリン線
スターリンせん
Stalin line

ソ連が第2次世界大戦前,フィンランド湾からプスコフ,ミンスクを通ってオデッサまでをつないでいた要塞線。 1936年起工。フランスとの関係がよかったことから,マジノ線資料を得て構築した。 41年にソ連がドイツとともにポーランドを分割したときには,まだ,継続した要塞線としては完成していなかったが,都市周辺は堅固に守られていた。ポーランド占領とともに境界線が西へ下がったため工事は中止され,そのままドイツ軍の進攻迎え戦車急降下爆撃機によって簡単に突破された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む