オデッサ(読み)おでっさ

共同通信ニュース用語解説 「オデッサ」の解説

オデッサ

ウクライナ南部の黒海沿岸に位置し、人口100万8千人(2023年推定)。オスマン帝国下で「ハジベイ」と呼ばれていた集落が18世紀後半の露土戦争でロシア領となり、港の建設を命じた皇帝エカテリーナ2世がオデッサ命名バルト海に面するサンクトペテルブルクと共にロシア帝国の「欧州への窓」として発展した。農業大国のウクライナが穀物を輸出する際の主要港で、保養地や観光地としても知られる。中心部の歴史地区は23年1月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。ソ連時代から横浜市と姉妹都市。(共同)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オデッサ」の意味・わかりやすい解説

オデッサ
Odessa

アメリカ合衆国,テキサス州西部の都市。地名は,1881年この地の鉄道建設に従事したロシア人労働者たちが,故郷オデッサの風光に似ているところから命名したもの。 86年ドイツ人移民が入植。周辺はテキサス州南部の高原地帯で,牧畜遠郊農業が行われる。 1920年代の石油の発見後,オデッサは急速に拡大された。豊かなパーミアン盆地の油田地帯を控え,石油精製輸送,化学工業の中心をなす。岩塩カリウム石墨埋蔵量も豊富。テキサス大学パーミアンベースン校 (1970創立) がある。人口8万 9699 (1990) 。

オデッサ

オデーサ」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「オデッサ」の意味・わかりやすい解説

オデッサ(アメリカ合衆国)
おでっさ
Odessa

アメリカ合衆国、テキサス州西部の工業都市。人口9万0943(2000)。1920年代に町の南方で石油が発見されて以来、石油精製、化学製品プラスチック、合成ゴム、石油関係機械などの工業が立地。30年代には人口約3000人の町にすぎなかったが、石油関連産業の成長とともに急速に人口が増加し、10万都市に発展した。付近には隕石(いんせき)による大きなクレーター(直径180メートル、深さ45メートル)がある。

[菅野峰明]


オデッサ(ウクライナ)
おでっさ

オデーサ

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