急降下爆撃機(読み)きゅうこうかばくげきき(英語表記)dive bomber

翻訳|dive bomber

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

急降下爆撃機
きゅうこうかばくげきき
dive bomber

移動目標に対する命中率を向上させるため,可能なかぎり接近して投弾するための急降下制動板を備えた専用の爆撃機。第1次世界大戦後つくられるようになり,第2次世界大戦中のドイツのユンカース Ju-87,ハインケル,日本の九九式艦上爆撃機,アメリカ合衆国の SB-2C艦上索敵爆撃機などが代表的で,50°~60°以上の急降下を行なった。ドイツの Ju-87はシュトゥーカ Stukaとして知られているが,これはドイツ語で急降下爆撃機 Sturzkampfflugzeugの略。日本海軍では艦上爆撃機,略して艦爆と称した。また海軍の陸上爆撃機『銀河』も急降下爆撃と雷撃が可能であった。

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世界大百科事典内の急降下爆撃機の言及

【爆撃機】より

…そして開戦初期には偵察機で行っていた爆撃も,まもなく誕生した専門の爆撃機によって本格的に行われるようになり,終戦の18年には爆撃機の爆弾搭載量は1.5tを超えるまでになった。 それから20年後の第2次世界大戦になると,軍用機の性能向上と機種の分化はさらに進み,爆撃機の系列に属する機種として重爆撃機(大型で多量の爆弾,燃料の搭載ができる爆撃機),軽爆撃機(中型か小型で搭載量は小さいが,軽快な運動のできる爆撃機),急降下爆撃機(比較的小型で,爆弾の命中率のよい急降下爆撃ができるよう,がんじょうな構造と,急降下速度ブレーキなどの必要な装置を備えた爆撃機),および攻撃機が目覚ましく活躍した。そして陸上における大型重爆撃機の戦略爆撃と,海上における攻撃機・爆撃機の雷撃,爆撃は,ともに戦局の帰趨を大きく左右するほどに強力なものとなった。…

※「急降下爆撃機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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