ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ストップシリンダ印刷機」の意味・わかりやすい解説 ストップシリンダ印刷機ストップシリンダいんさつきstop-cylinder press 停止円筒印刷機ともいう。凸版用の印刷機の一種。印圧がかけられて印刷したのちの版盤の戻り工程中で圧胴が停止する構造で,運動が連続しないため速度に限界があり,毎分 50~60枚以上にはならない。そのため2回転式や1回転式の高速型式が主流となった。ただ,ストップシリンダ印刷機は構造が簡単で経費が安いため,中小印刷会社ではその後もしばらくは使われていた。圧胴の上から紙を差込む高台式と圧胴の下から差込む平台式の2種がある。前者はドイツで,後者はイギリスで始められた。往復運動にはクランク運動,横振り運動が利用されるので版盤の速度は常に一定していない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by