最新 地学事典 「ストロンチウム鉱床」の解説
ストロンチウムこうしょう
ストロンチウム鉱床
strontium deposit
ストロンチウムの鉱床で,資源的には蒸発岩鉱床が重要。鉱石鉱物は,主として天青石,まれにストロンチアン石。最大の鉱山はメキシコSabinas,第2位はスペイン,グラナダ堆積盆のMontevive-Escúzar(天青石精鉱年産20万t)。スペインの鉱床は上部白亜系海成蒸発岩を覆う上部中新統の湖成石膏蒸発岩中の層状鉱体。層状の鉱化した陸成ストロマトライトからなり~50cmの厚さをもつ。石膏を初期続成作用により天青石が置換。2021年の世界のSr生産量は36万t(スペイン15万t,イラン9万t,中国8万t,メキシコ3.5万t)。
執筆者:正路 徹也・渡辺 寧
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

