スポロシスト(読み)すぽろしすと(その他表記)sporocyst

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スポロシスト」の意味・わかりやすい解説

スポロシスト
すぽろしすと
sporocyst

扁形(へんけい)動物門吸虫綱二生(にせい)亜綱の発育期の幼虫名。スポロキストともいう。卵から孵化(ふか)した幼虫のミラシジウム中間宿主の貝体内で変態して細長い袋状のスポロシストになる。スポロシストの構造は簡単で、次の発育期のレジアのように口や消化管をもたず、体内の胚(はい)細胞群が発育してそれぞれ娘スポロシスト(ろうすぽろしすと)あるいはレジアを生じる。しかし、娘スポロシストを生じる種類ではレジア期がない。

[町田昌昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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