すりゃ(読み)スリャ

デジタル大辞泉 「すりゃ」の意味・読み・例文・類語

すりゃ[接]

[接]《「すれば」の音変化》それなら。そうなると。
「荒い口をきいたことなし、―私だって、嫌だ、嫌だとはいうものの」〈鏡花・化銀杏〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すりゃ」の意味・読み・例文・類語

すりゃ

  1. 〘 接続詞 〙 ( 「すれば」の変化したもの ) 前の事柄結果として、後の事柄が起こることを示す。そうすれば。それならば。そんなら。してみれば。
    1. [初出の実例]「『そなたは仕合な人ぢゃ。むこ入の書が物の本のうへにおりやった』『はれ、すりゃ又、仕合で御ざいまする』」(出典:狂言記・吟聟(1660))
    2. 「ムムすりゃ此程より付添居るか」(出典:浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android