すりゃ(読み)スリャ

デジタル大辞泉 「すりゃ」の意味・読み・例文・類語

すりゃ[接]

[接]《「すれば」の音変化》それなら。そうなると。
「荒い口をきいたことなし、―私だって、嫌だ、嫌だとはいうものの」〈鏡花・化銀杏〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すりゃ」の意味・読み・例文・類語

すりゃ

  1. 〘 接続詞 〙 ( 「すれば」の変化したもの ) 前の事柄結果として、後の事柄が起こることを示す。そうすれば。それならば。そんなら。してみれば。
    1. [初出の実例]「『そなたは仕合な人ぢゃ。むこ入の書が物の本のうへにおりやった』『はれ、すりゃ又、仕合で御ざいまする』」(出典:狂言記・吟聟(1660))
    2. 「ムムすりゃ此程より付添居るか」(出典:浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む