化学辞典 第2版 「スルホラン」の解説
スルホラン
スルホラン
sulfolane
tetrahydrothiophene-1,1-dioxide,tetramethylene sulfoxide.C4H8O2S(120.17).チオラン-1,1-ジオキシドともいう.ブタジエンと二酸化硫黄から得られるスルホレンを還元してつくる.融点27 ℃,沸点285 ℃.1.481.水,アセトン,トルエンなどに可溶,脂肪族炭化水素に難溶.この性質を利用して,石油中からの芳香族留分の抽出溶媒として用いられる.また,極性の大きい化合物であり,特殊溶剤としても用いられる.[CAS 126-33-0]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報