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二酸化硫黄 ニサンカイオウ

6件 の用語解説(二酸化硫黄の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

にさんか‐いおう〔ニサンクワいわう〕【二酸化硫黄】

硫黄や硫黄化合物を燃やすと得られる、刺激臭のある無色の気体。粘膜を冒し、有毒。石炭石油の燃焼後の排ガスに含まれ、公害の原因の一。硫酸の製造原料、漂白剤などに使用。化学式SO2 亜硫酸ガス無水亜硫酸

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栄養・生化学辞典の解説

二酸化硫黄

 SO2 (mw64.06).いわゆる亜硫酸ガス.液体の二酸化硫黄は溶媒として用いられるほか,還元剤,漂白剤としても使われる.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

にさんかいおう【二酸化硫黄 sulfer dioxide】

化学式SO2。俗に亜硫酸ガス,無水亜硫酸と呼ばれる。硫黄あるいは硫黄化合物を燃焼させると生ずるが,実験室では亜硫酸ナトリウムまたは亜硫酸水素ナトリウム水溶液に強酸を加えて発生させる。 Na2SO3+H2SO4  ―→Na2SO4+SO2+H2O液化したものをボンベに充てんして市販される。
[性質]
 自燃性も助燃性もない無色,刺激臭のある気体。融点-75.5℃,沸点-10℃。水に対する溶解度22.8g/100ml(0℃),4.5g/100ml(50℃)。

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大辞林 第三版の解説

にさんかいおう【二酸化硫黄】

硫黄や硫黄化合物が燃焼したときに生じる無色で刺激臭のある気体。化学式 SO2 呼吸器を強く刺激してぜんそくを起こしたり、酸性雨のもとになるなど公害の原因物質となる。還元作用が強く、パルプ・砂糖・毛・絹・麦わらなどの脱色・漂白に用いる。硫酸の製造原料として重要。無水亜硫酸。亜硫酸ガス。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

二酸化硫黄
にさんかいおう

硫黄酸化物」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

二酸化硫黄
にさんかいおう
sulfur dioxide

硫黄と酸素の化合物。俗称亜硫酸ガス、無水亜硫酸。天然に火山ガスや鉱泉などに含まれる。工業的には硫黄、硫化鉱などを過剰の空気中で焙焼(ばいしょう)する。実験室では濃硫酸を炭素、硫黄、銅と熱する。亜硫酸水素ナトリウムNaHSO3のような亜硫酸塩を酸で分解すれば純粋なものが得られる。刺激臭のある無色の気体。粘膜を冒し有毒である。分子は折れ線形。水に易溶で水溶液は亜硫酸H2SO3を生じている。白金アスベストまたは酸化バナジウム()V2O5を触媒として酸素と結合し、三酸化硫黄SO3となる。炭素があると塩素により塩化スルフリルSO2Cl2を生じる。また五塩化リンにより塩化チオニルSOCl2を生じる。水溶液中では還元剤として、過マンガン酸塩、二クロム酸塩、過酸化水素、ハロゲン、鉄()塩などにより硫酸に酸化され、酸化マンガン()によりジチオン酸に酸化される。漂白・殺菌作用はこの強い還元作用による。硫化水素には酸化剤として作用し、硫黄を遊離する。高純度のものは液化され、液化二酸化硫黄としてボンベに入れて市販されている。液体は液体アンモニアと並んで以前から多くの無機化合物を溶かすので非水溶媒として研究された。硫酸(硝酸式および接触式)製造、亜硫酸ナトリウム製造のほかに、石油精製、漂白剤(パルプなど)、食品加工、農薬、浮遊選鉱、溶媒としても用いられる。気体は露出している粘膜をすべて刺激する。濃い気体を吸入すると、鼻汁、痰(たん)、咳(せき)が出て呼吸困難となる。気管支炎、肺水腫(すいしゅ)、肺炎などになることもある。空気中に3~5ppm存在すると臭いと感じ、長時間耐えられる限度は400~500ppm。製錬所や石油・石炭などを燃料とする工場の排煙などにかなりの量が含まれており、都市空気の汚染源、また酸性雨の要因として注目されている。[守永健一・中原勝儼]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の二酸化硫黄の言及

【硫黄酸化物】より

…硫黄の酸化物の総称であるが,おもに,硫黄Sを含んだ化石燃料の燃焼により二酸化硫黄SO2(亜硫酸ガス)や三酸化硫黄SO3の形で発生し,エーロゾルに吸着したり硫酸などの酸化物となって大気中に存在する。SO2は300~500ppmの濃度で短時間のうちに胸痛,意識混濁などの中毒症状を生じさせ,1.6ppmで健康人の上気道粘膜を刺激して可逆的な気管支収縮を発生させる。…

※「二酸化硫黄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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