チオラン

化学辞典 第2版 「チオラン」の解説

チオラン
チオラン
thiolane

tetrahydrothiophene.C4H8S(88.17).天然ガスの臭気成分.チオフェンの直接水素化や1,4-ジハロブタンと硫化ナトリウム反応によって得られる.刺激臭をもつ.融点-96 ℃,沸点121.2 ℃.0.9998.1.5047.チオフェンの硫黄原子は不活性であるが,チオランは酸化するとスルホキシドスルホンになり,アルキル化によりスルホニウム塩を与える.水蒸気蒸留される.[CAS 110-01-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android