ASCII.jpデジタル用語辞典 「スロースタート」の解説 スロースタート TCPでコネクションを確立した後、データの送信量を徐々に増やすことで効率的に通信するための仕組み。ネットワーク上で通信を行なう際、トラフィックが少ないときは、たくさんのデータを送信したほうが効率がよい。逆に、ネットワークが混雑しデータの損失が起こるようになると通信が非効率的になる。一方、TCPの3ウェイハンドシェイクでコネクションを確立した際、送信するデータサイズを「ウィンドウサイズ」として取り決める。そこで、通信の開始時はウィンドウサイズを小さくすることで送信するデータを少なくする。その後、徐々にウィンドウサイズを大きくしてデータを大量に送ることで、ネットワークを効率的に利用するという仕組みだ。はじめはゆっくりで、倍々に送信量を増やしていくことから、スロースタートと呼ばれる。 出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報 Sponserd by