すんがり

精選版 日本国語大辞典 「すんがり」の意味・読み・例文・類語

すんがり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① すらすらと伸びたさま、細やかに高いさまを表わす語。すらり。
俳諧・となみ山(1695)「僣上いふてめかけたづぬる〈之道茶小紋にろの十徳のすんがりと〈去来〉」
歌舞伎鳴神(日本古典全書所収)(1742か)「年の頃は二十歳ばかりの殿御が、すんがりと立って、わたし幕の内を覗いて居さしゃんしたわいなア」
② すがすがしいさま、すっきりしたさまを表わす語。
※雑俳・玉柏(1744)「毛替して・いつすんかりと鳥の容」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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