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幕の内 マクノウチ

デジタル大辞泉の解説

まく‐の‐うち【幕の内】

芝居で、まだ次の幕のあかないうち。幕間(まくあい)。
幕の内弁当」の略。
まくうち1」に同じ。

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百科事典マイペディアの解説

幕の内【まくのうち】

弁当の一種。小型の俵形の結び飯に黒ゴマをふり,汁けのない料理(卵焼,かまぼこ,うま煮,照焼など)を添えたもの。結び飯を花形や円形に押し抜く京阪風もある。名は幕間に俳優が用いる弁当に起こるという。
→関連項目駅弁

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

幕の内
まくのうち

芝居で幕の内側のこと、また幕の閉まっている間(幕間(まくあい))のことをいう。さらに幕間に食べる弁当のことを幕の内弁当、略して幕の内ともいう。俵形の握り飯とおかずを重箱(じゅうばこ)、折り箱などに詰め合わせたもので、近年は劇場のほか駅や列車内などでも売っている。江戸末期の風俗志『守貞漫稿(もりさだまんこう)』の「雑劇」芝居茶屋の項に、「中飯(ちゅうはん)(昼食) 江戸は幕の内と号(なづけ)て円扁平(へんぺい)の握り飯十顆(か)を僅(わずか)に焼之也。添之に焼鶏卵蒲鉾(かまぼこ)こんにやく焼豆腐干瓢(かんぴょう)以上是(これ)を六寸重箱に納(い)れ人数に応じ観席に持運ぶ……」とある。当時、日本橋には芝居用幕の内弁当の専門店として有名な萬久という店があり、『江戸名物狂詩撰(えどめいぶつきょうしせん)』にも「萬久の煮しめ」と題する詩が載っている。[多田鉄之助]

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