精選版 日本国語大辞典 「ずけむ」の意味・読み・例文・類語 ず‐・けむ ( 打消の助動詞「ず」に推量の助動詞「けむ」の付いたもの ) 上代の語法で、過去の否定的推量。中古以後は「あり」を介した「ざりけむ」の形のほうが代わって用いられる。…なかっただろう。[初出の実例]「いにしへに有りけむ人も吾が如か妹に恋ひつつ宿不勝家牟(いねかてずケム)」(出典:万葉集(8C後)四・四九七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例