セツ・セイ

普及版 字通 「セツ・セイ」の読み・字形・画数・意味


16画

[字音] セツ・セイ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(絶)(ぜつ)。〔説文〕一下に「會に(ちがや)を束ねて位を表(しるし)するをと曰ふ」とし、〔国語、晋語八〕「(ばうせつ)を致し、坐を表す」の文を引く。周の成王が諸侯を岐陽に会したとき、諸侯がそれぞれ神位を奉じて、祀所を定めたことをいう。漢の叔孫通が、弟子百余人と緜(めんさい)(儀礼を習う所)を作り、野外で古儀を習ったという緜も、その類のものであろう。と声義の通ずる字である。

[訓義]
1. まつりのにわ、茅を束ねてその位次を示す。酒をひたして用いたものであろう。
2. 字はまたと通用する。

[語系]
tzyuat、截dziatは声義に通ずるところがあり、は束茅の上下を截りそろえてこれを立て、これに酒を(そそ)いで神位とした。tzuatも小さな草の聚まるさまをいう語で、と通用する。

[熟語]

[下接語]
綿

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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