セバストーポリ(その他表記)Sevastopol'

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セバストーポリ」の意味・わかりやすい解説

セバストーポリ
Sevastopol'

ウクライナ南部,クルイム自治共和国の都市。クリミア半島 (クルイム半島) 南端部西岸,黒海にのぞむ港湾都市。前 421年ギリシアの植民市ケルソネソスが建設され,ローマ,ビザンチン,トラペツス帝国などの支配下で続いたが,その後衰えた。 1783年クリミア半島を併合したロシアは,かつてのケルソネソスの地の東方にあたる現在地に軍港と要塞をつくり,翌 84年ギリシア語風にセバストーポリ (「崇高な都市」の意) と命名した。 1808年商港も開港 (1894年商港はフェオドシヤに移る) 。クリミア戦争に際して 54年9月~55年8月にイギリス,フランス連合軍に包囲され,攻防戦により大きな被害を受けたが,戦後再建され,75年鉄道開通により繁栄した。第2次世界大戦中も大攻防戦が行われ,1942年7月~44年5月,ドイツ軍に占領された。戦後再建され,食品 (水産物加工,ワイン) ,木材加工などの工業が発展した。海洋気象台,水族館をもつ。モスクワから南へ延びる鉄道の終点で,ハイウェーが首都シンフェローポリに通じている。遠洋漁業の基地。人口 36万 6000 (1991推計) 。

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