せめての

精選版 日本国語大辞典 「せめての」の意味・読み・例文・類語

せめて の

  1. 切実な。はなはだしい。感にたえかねている。
    1. [初出の実例]「せめての心ざしのあまりに、あながちにおぼし忍びて過し給ふも」(出典:浜松中納言物語(11C中)四)
    2. 「年頃ははぢて見え給はぬ女房の、せめての思ひのあまりにや、いづらやいづらとて走り出でて」(出典:平家物語(13C前)一〇)
  2. 精いっぱいの。最低限の。不十分ながら。
    1. [初出の実例]「康頼入道、古郷の恋しきままに、せめてのはかりことに、千本の卒都婆を作り」(出典:平家物語(13C前)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む