せめてもの

精選版 日本国語大辞典 「せめてもの」の意味・読み・例文・類語

せめて もの

  1. 不満は残るが、いまのところはこれで精いっぱいの。これ以下には下げたくない、最低限の。不十分ではあるが、これで満足しておくべき。
    1. [初出の実例]「御約束変改の議にはあらず、せめてものことにて有りけるを」(出典:愚管抄(1220)六)
    2. 「責めてもの心遣であった」(出典:金毘羅(1909)〈森鴎外〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む