セリン酵素(読み)セリンコウソ

化学辞典 第2版 「セリン酵素」の解説

セリン酵素
セリンコウソ
serine enzyme

セリン残基が活性発現に関与している酵素の総称.アセチルコリンエステラーゼ,ホスホリラーゼ,キモトリプシン,トリプシンなどがこれに属する.これらの酵素分子中のセリン残基のうちで,活性部位に存在するセリン残基(活性セリン)のみがジイソプロピルフルオロリン酸(DFP)により特異的にジイソプロピルリン酸化(DIP化)され,失活するという特性を有する.しかし,これらの酵素前駆体はDIP化されず,また尿素などにより酵素の高次構造を破壊するとDIP化は受けにくくなる.活性セリン近傍のアミノ酸配列には類似性があり,Asp(またはGlu)-Ser-Gly-(またはAla)の場合が多い.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む