出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
タンパク質などの天然高分子や合成高分子において,長い分子鎖が構築する凝集構造全体をいう.高分子は,モノマー分子の繰返し単位が長く連なった化学構造で構築されている.たとえば,タンパク質では,20種類のアミノ酸がペプチド結合でつながり,特定の順序で配列している.合成高分子では,重合時に分子鎖の化学構造(たとえば,立体規則性,シス-トランス配位など)が決まってしまい,高分子が分解しないかぎり構造は変化しない.このような構造を一次構造とよぶ.高分子鎖中に含まれる官能基による相互作用(水素結合など)によって,1本の高分子鎖がとる形態が決まる.たとえば,タンパク質では,ヘリックス構造,β構造などがあり,これらの構造を二次構造とよぶ.さらに,1本の高分子鎖全体が構築する構造があり,三次構造とよばれている.たとえば,タンパク質では,分子間相互作用により特定の分子鎖が折りたたまれた構造をとる.合成高分子では,半結晶性(100% 結晶化していない)であり,結晶領域と非晶領域の2相から構築されており,高次構造とよばれている.また,二次構造以上を高次構造とよぶ場合もある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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