ある種の酵素は,不活性な型で組織内で産生され,分泌後活性化され,酵素作用を発現する.この不活性型酵素を酵素前駆体といい,通常,活性型酵素名の前にプロ(pro)を付けるか後にノーゲン(nogen)を付けてよばれることが多い.活性化は H+,OH-などにより非酵素的に行われる場合と,ほかの酵素またはその酵素自身の作用によって行われる.たとえば,タンパク分解酵素トリプシンの前駆物質トリプシノーゲンは,トリプシン自身またはエンテロキナーゼの作用により,ヘキサペプチドを遊離してトリプシンとなる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...