現代外国人名録2016 「セルジオマルキオンネ」の解説
セルジオ マルキオンネ
Sergio Marchionne
- 職業・肩書
- 実業家 フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)CEO,フェラーリ会長 元SGS会長
- 国籍
- イタリア
- 生年月日
- 1952年
- 出生地
- キエティ
- 学歴
- トロント大学卒
- 学位
- M.B.A.
- 経歴
- 1965年カナダに移住。16歳の時に父からイタリアを代表する乗用車フィアットを贈られる。カナダの3大学で学び、大学卒業後、経営学修士、弁護士、公認会計士の資格を取得し、1983年公認会計士となる。国際金融に精通し、スイスの化学大手ロンザ・グループを立て直すなど再建屋として頭角を現す。2002年スイスで品質検査、審査登録を主業務とする大手SGSの会長に就任。2003年同社の大手株主だったフィアットの創業者一族によりヘッドハンティングされ、2004年フィアットCEO(最高経営責任者)に転じる。経営危機に陥っていた同社の立て直しを図り、2006年初頭に危機脱却を宣言した。2009年には経営破綻したクライスラーとの提携に続き、ゼネラル・モータース(GM)の欧州部門の買収も狙うなど、攻めの経営で注目を集める。2010年工場閉鎖などフィアット本体の大規模な合理化を追求、批判の的となる。2014年フェラーリ会長を兼務。イタリアとカナダの国籍を持つ。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報