セルブスベルク岩(読み)セルブスベルクがん(その他表記)sölvsbergite

岩石学辞典 「セルブスベルク岩」の解説

セルブスベルク岩

細粒完晶質の半深成岩で流状組織をもち,アルカリ長石エジリン,少量のカトフォライトまたはアルヴェゾ閃石からなる岩石で,マフィック鉱物に富み石英は含まない.ボストン岩(bostonite)よりも有色鉱物に富み,グロルド岩(grorudite)とは石英を欠くか少ない点が異なり,チングア岩(tinguaite)とはネフェリンを欠くことが異なっている[Brögger : 1894].ノルウェー,オスロ地域,グラン(Gran)のセルヴスベルク(Sölvsberg)に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

デジタル貿易

国境を越えて、データや情報の移転を伴う商取引の総称。ECサイトやコンテンツ配信サービスの利用、国外にある宿泊施設の予約など、インターネットを基盤とし、電子的または物理的に提供される製品・サービス全般を...

デジタル貿易の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android