ネフェリン(その他表記)nepheline

デジタル大辞泉 「ネフェリン」の意味・読み・例文・類語

ネフェリン(nepheline)

霞石かすみいし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ネフェリン」の意味・わかりやすい解説

ネフェリン
nepheline

鉱物名。カスミ(霞)石ともいう。化学成分は(Na,K)AlSiO4で,KAlSiO4は25mol%まで含む。六方晶系に属し,六角または十二角柱状結晶となるが,粒状や塊状であることが多い。白色灰色,淡褐色,まれに無色ガラス光沢がある。比重2.56~2.67,モース硬度5.5~6。アルカリ火成岩の特徴的な造岩鉱物一種でカスミ石玄武岩,カスミ石セン長岩などの岩石に長石類とともに産出する。国内ではその産出はまれであるが,島根県浜田地方の海岸に分布する玄武岩中に存在する。
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