最新 地学事典 「セールロンダーネ山地」の解説
セールロンダーネさんち
セールロンダーネ山地
Sør Rondane mountains
南極大陸の南緯72°30′,東経25°を中心に南北約100km, 東西約200kmに分布する内陸山地。最高峰はWideroefjelletにある2,996mの岩峰。角閃岩相~グラニュライト相の高度変成岩とともに, 約500Maの花崗岩質岩が広く分布。変成岩類は,約1,000Maの反時計回りの変成履歴を示す南西地域と,約650Maの時計回りの変成履歴を示す北東地域に区分され,大規模衝上断層によって後者が前者に衝上している。北東地域のメニパ山塊から,南極初のバナジウムざくろ石が発見された。1957~58年の国際地球観測年(IGY)当時,ベルギー隊が初めて地学調査。日本南極地域観測隊は85年から全域の地学調査を実施し,5万分の1地質図幅が作成された。山地北面に「あすか基地」を設置。
執筆者:白石 和行・小山内 康人
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

