普及版 字通 「ゼイ・てふき・ぬぐう」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] てふき・ぬぐう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は兌(だつ)。兌に(税)・(説)(ぜい)の声がある。〔説文〕七下に「帥(すい)は佩巾なり」とあって、を帥の重文とするが、は女子の用いるもので、帥とは異物である。〔礼記、内則〕に、女子の出生のとき、門の右に(佩巾)を係けることをしるしており、は女子の象。〔詩、召南、野有死麕(しきん)〕「我がを撼(うご)かすこと無(なか)れ」とは、男のわるふざけをたしなめる詩である。
[訓義]
1. てふき、てぬぐい、こしにさげるきれ。
2. ふく、ぬぐう、手をふく。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕蛻 ノゴフ・キヨシ・オホフ・マダラカナリ・アキラカナリ
[語系]
帥にsjiuatとshiutの二音があり、sjiuatのときは佩巾の意。sjiuatはと同声。は礼巾をいう。
[熟語]
纓▶・巾▶・▶
[下接語]
巾・結・垂・帥・綵・設・佩・・紛・練
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報