ゼノサーマル鉱床(読み)ゼノサーマルこうしょう(その他表記)xenothermal deposit

岩石学辞典 「ゼノサーマル鉱床」の解説

ゼノサーマル鉱床

高温低圧の条件で形成された鉱床で,浅い深度に位置を占めた深成岩急冷に伴われたもの.そのため鉱物組合せは複雑で,初期に形成された高温鉱物後期に結晶した低温鉱物に伴われることがある[Buddington : 1935].高温の熱水溶液が地表近くまで高温状態で上昇し,地表近くで流体中の鉱物成分を沈澱するため高温性の鉱物から低温性の鉱物まで広い温度範囲の鉱物が鉱体内に共存する特徴がある鉱床である.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む