ゼノサーマル鉱床(読み)ゼノサーマルこうしょう(その他表記)xenothermal deposit

岩石学辞典 「ゼノサーマル鉱床」の解説

ゼノサーマル鉱床

高温低圧の条件で形成された鉱床で,浅い深度に位置を占めた深成岩急冷に伴われたもの.そのため鉱物組合せは複雑で,初期に形成された高温鉱物後期に結晶した低温鉱物に伴われることがある[Buddington : 1935].高温の熱水溶液が地表近くまで高温状態で上昇し,地表近くで流体中の鉱物成分を沈澱するため高温性の鉱物から低温性の鉱物まで広い温度範囲の鉱物が鉱体内に共存する特徴がある鉱床である.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む