普及版 字通 の解説
13画
[字訓] さわぐ・かしましい
[説文解字]
[金文]
[字形] 会意
品+木。口は祝を収める器((さい))の形。これを木の枝に多くつけ、神に捧げて祈る。〔説文〕二下に「鳥の群鳴するなり」と鳥の声に解するが、口を以て鳥を示すことはない。は祝の声のさかんなことを示し、噪・譟・操などはこれに従う。また字を喪の意に用い、通用することがある。
[訓義]
1. さわぐ、かしましい、かしましくいのる。
2. 譟と通じ、さわぐ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 サハグ 〔立〕 サハグ・サハガシ
[声系]
〔説文〕に声として譟・燥・懆・操・繰など十二字を収める。憂・擾の意をもつものが多く、愁訴することを示すの声義を承けるものであろう。
[語系]
・噪・譟s、dzは声義近く、は呼噪する声をいう。懆tsは、その憂える心情をいう語である。
[熟語]
名▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報