日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソウル仁川国際空港」の意味・わかりやすい解説
ソウル仁川国際空港
そうるいんちょんこくさいくうこう
Seoul Incheon International Airport
韓国(大韓民国)の国際空港。首都ソウルの西方約50キロメートルの仁川(じんせん/インチョン)に位置する。2001年3月に、仁川港外の永宗島(えいそうとう/ヨンチョンド)に開港。従来は、ソウル西方郊外にある金浦(きんぽ/キムポ)国際空港が首都の国際空港として稼動してきたが、増大する航空輸送需要に対応するため、1992年本空港の建設が始まった。仁川国際空港、インチョン国際空港、ソウル新国際空港ともよばれる。24時間運用の海上空港。空港敷地面積1174ヘクタール。長さ3750メートルの滑走路が3本、4000メートルの滑走路が1本ある。2019年の利用旅客数は7116万9722人、貨物量276万4369トン、発着回数40万4104回。東アジアの国際ハブ空港(拠点となる空港)である。ソウル市内および金浦空港とは、高速道路が通じる。
[編集部]