ソドムとゴモラ(その他表記)Sodom and Gomorrah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソドムとゴモラ」の意味・わかりやすい解説

ソドムとゴモラ
Sodom and Gomorrah

ヨルダン低地にあった町。現在は死海南部に水没旧約聖書創世記』によれば,ケダラオメルの連合軍に敗れたのち,道徳的退廃がはなはだしいため天からの硫黄と火によって滅ぼされた (創世記 19・24~28) 。ロト妻子とともにソドムを逃れたが,妻はうしろを振向いたため塩の柱となった。ソドムとゴモラは,はなはだしい罪悪とこれに対する神の罰を示す言葉として用いられている (マタイ福音書 10・15など) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android