精選版 日本国語大辞典 「それからして」の意味・読み・例文・類語 それから して ① そのとき以降。そのときを最初にして。[初出の実例]「商は殷の湯王のみやこにしていられた所ぞ。南方なり。それからして商と云えば殷と心ゆるぞ」(出典:玉塵抄(1563)二二)② それから始めて。それを始めとして。[初出の実例]「張も意気地もない愚うたらの奴、それからして気に入らぬと仰しゃりまする」(出典:十三夜(1895)〈樋口一葉〉上)③ =それから[ 一 ][初出の実例]「それぢゃその方の口はまづ片が附たと。それからして最う一方の口は何だっけ」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例