それなりけり

精選版 日本国語大辞典 「それなりけり」の意味・読み・例文・類語

それなり‐けり

〘名〙 (「それなり」の「なり」を助動詞のようにとって、「けり」を添えた語) そのまま過ごすこと。そのままにすんでしまうこと。それきり。それなり。
浮世草子男色大鑑(1687)四「恋の山さながら見えすきて、皆人おそれて其なりけりに十七の春を過しぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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