ソ連崩壊とCIS

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ソ連崩壊とCIS

ロシア革命後に成立したソ連は指導者の高齢化や経済停滞で行き詰まった。ゴルバチョフ共産党書記長が報道や政治的自由の拡大などの改革に着手したが、各構成共和国が独立傾向を強め、指導部への批判も高まった。ゴルバチョフ氏はソ連に代わる新たな連邦形成を模索したが、共産党保守派が1991年8月、ソ連大統領になっていた同氏を軟禁し辞任を迫った。この動きに抵抗しクーデター未遂に終わらせて実権を握ったエリツィン・ロシア大統領は同12月にウクライナベラルーシと独立国家共同体(CIS)を創設。ゴルバチョフ氏が辞任し、ソ連は消滅した。(モスクワ共同)

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