ぞは

精選版 日本国語大辞典 「ぞは」の意味・読み・例文・類語

ぞ‐は

  1. ( 係助詞「ぞ」および「は」の文末用法が重なったもの ) 中古疑問を表わす文に用いられる。「ぞ」は本来聞手に対する働きかけであるが、下に「は」がつくことによって詠嘆性の方が強くなる。
    1. [初出の実例]「群れたちて目もはるの野に引く松の千とせの数はたが為にぞは」(出典:兼盛集(990頃))
    2. 「何につけてか世に経るはえばえしさも、常なき世のつれづれをもなぐさむべきぞは」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む